田代まさし講演会を開催しました
秋田なまはげの会は、10月2日(日)、秋田市のフォーラムアキタにおいて、「田代まさし講演会~薬物等の依存症を考える」を開催、約70名の方が来場されました。
(秋田なまはげの会、日本ダルク、秋田ダルク、全国クレサラ・生活再建問題被害者連絡協議会の共催、秋田県、秋田市、秋田アディクション問題を考える会の後援)
秋田なまはげの会近江会長のあいさつに続いて、秋田ダルクの平原薫代表からダルクの活動についてお話しがありました。
田代まさしさんの講演では、芸能活動のプレッシャーから覚醒剤を使い始めたこと、逮捕、服役を経て、仕事も家族もすべて失い、借金も背負ったこと、その都度やめようと考えたけれども、孤独感や覚醒剤の「報酬効果」から再び手を出してしまい、「強い意志」など何の役にも立たなかったことが語られました。
日本ダルクの近藤恒夫代表と出会って、薬物依存症が病気であることを知り、自分に必要なのは、「更生」ではなく、「病気としての回復」であることに気付きます。
同じ経験を持つダルクの仲間と支え合いながら、「今日1日、薬物に手を出さずに過ごす」1日1日を積み重ねていくしかないと言います。
田代さんは、現在、日本ダルク職員として事務所で勤務、週末には各地で自らの体験を語る講演活動を行っています。